前回の振り返り(【7話】広告運用で更に成果を出すための方法とは?【デジプロ体験談】)。
7回目の授業は恒例のフィードバック会がなく、そのまま本題へ突入。広告運用でさらに成果を出すためには、一時的な場合と定常的な場合など、時と場合によって入札価格を変える必要があるとのこと。
また、どの部分が成果を獲得するために一番貢献しているのかを注目し、適切に効果を上げる方法も教わる私。
いよいよ、今回で最後の授業となりました。前回の授業で発表された、これまでの内容の総まとめであるWeb広告プランニングに取り掛かるのでした。
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目次
最後のフィードバック会
前回の授業で発表されたWeb広告プランニング。今まで勉強してきたリスティング広告とディスプレイ広告、SNS広告を1つのプランニングシートにまとめるという内容ですが、相当大変でした…。
なお子
何度投げ出しそうになったか…。本当に完成できないかと思いました。
それでも、今までやってきたことを復習しながらやって、なんとか完成までいけました。
フィードバック会に入る前に、講師からお言葉がありましたので、紹介しますね。
講師
みなさん、これまでお疲れ様でした。本日で最終授業となります。
これまでの授業を通して、商品やサービスを元にキーワードを考える工程は、高度なものです。クライアントによっては商品の目的を元にテキストまで指定し、リスティング広告を運用して欲しいと具体的に提示される場合もあります。
ただ、全ての領域を網羅することは難しいので、自分が得意な部分を優先して取り組むといいですよ。初めから上手くできることはないので、自信をなくす必要はありませんからね。
と、講師の方から温かい言葉をいただきました。
なお子
学びながら実践して、着実に実績を積んでいく。そんな印象を受けました。
「デジプロ」は通常の授業が終わった後に実践コースがあるので、今まで勉強したことを実践していきたいです。
講師の方から温かい言葉をいただいた後、いよいよ最後のフィードバック会が始まります。今回のフィードバックは、5回目の授業から参加されたDさんと私の内容を紹介します。まず、Dさんの内容は次のとおりです。
Dさん
最終課題の内容は、ちょっと特殊なジムを商材にプランニングをしてみました。発表の前に先生にお聞きしたいことがあります。
私が取り扱ったジムはおしゃれと洗礼されたイメージなのですが、リスティング広告でどれぐらい文字を使えば良いのかと感じまして…。なかなか、文字ですとイメージが伝わりにくいのかなと。
講師
リスティング広告において、洗礼したイメージが伝わるか?ということですね。
ディスプレイ広告やFacebookは画像を使うので、「洗礼したイメージが伝わりそう」と思いますよね。ですが、リスティング広告だとテキストではなかなか伝わりにくいという印象をBさんは受けているんですよね。
この場合、リスティング広告では文字数を多くすると良いと感じています。なぜなら、人によって「いいな」と感じるポイントは違うからです。
テキストを多くするメリットは、「洗礼した」「おしゃれ」といった狭まった訴求ではなく、「バレエレッスン」や「痩せる」、「駅近」などいろいろな訴求軸に充てられるので広告に広がりを持たせられます。
つまり、訴求を増やして幅広いユーザーからコンバージョンを取るということです。
Dさん
ありがとうございます。それと、私が取り扱ったジムは女性専用で男性は入会できません。そうなると女性のみに配信すると思うのですが、「女性専用」という見出しを付けるべきでしょうか?
講師
そうですね。「女性専用」と記載したほうが安心するユーザーはいるかと思われます。
あとは、「バレエレッスン」や「痩せる」から考えて、バレエとダイエットに興味のある人に向けた広告を作るといいですね。また、年齢を具体的に分けてみましょう。
ジムの訴求は年齢によって変わってくるかと思います。例えば、20代と50代では訴求する部分が違いますよね。
ちなみに、構造化スニペットと呼ばれる広告の文章を強調できる部分は、無理して入れる必要はないと私は考えています。構造化スニペットは審査基準が厳しく、たとえ審査落ちしたとしても、どこを改善すればいいのかを教えてくれないからです。
Dさんの広告の場合、「疲れを癒すスパ」と「人気メニューは〇〇」が引っかかってしまう可能性が高いですね。あと、料金も税込みで表記しないと審査落ちしてしまうので気をつけてください。
その他にも、講師の方はDさんのプラニングシートの良い部分と改善が必要な部分を詳細に教えてくれて、とても参考になりました。
さて、いよいよ私の番です。
なお子
全然自信ないんですけど…。それでもやるしかありませんね。
正直、最終課題は苦戦し、あまりできの良いものにはなれなかったなと感じています。とにかく発表しないと始まらないので、私のプランニング内容を発表することになりました。
なお子
今回私は、DIYの材料を販売しているお店である「DIYショップ RESTA」さんのサイトを参考にプランニングシートを作成しました。
コロナ禍で家にいることが多くなったことで、DIYや園芸などを始める人が多くいます。新型コロナウイルスが5類に移行した後も継続して人気が高い印象だったので、DIYの商材で作ってみました。
「RESTA」さんのサイトは商品紹介だけでなく、DIYの方法やDIYの知識など丁寧に紹介されていて、初心者の方でもいろいろなサイトで調べる手間が省けて良いなと思います。
しかし、リスティング広告で上位表示されていないので、興味関心を引いてもらうために広告を工夫しました。
講師
なお子さんの広告グループとキーワードの分け方はとてもいいです。綺麗に作られていますね。
私も家は賃貸なんですけど、床を張り替えたんですよ。その時、めちゃくちゃ調べましたが、実はDIYで調べてないんですよね。DIYではなく、「床大理石調」とか「床模様替え」などで検索したんです。
今後、いろいろな商材の案件を取り扱うことになると思うのですが、1回疑問に思って欲しいんですね。言葉に対して自分たちは慣れ親しんでいるので、「きっとこういう言葉で検索するでしょ」と思いがちですが、「それって本当だっけ?」と、立ち止まって考えて欲しいんです。
例えば、DIYというキーワードで広告を作っていますが、これだけでは十分な反応を取れない可能性があります。
なお子
そうなりますと、「模様替え」や「リフォーム」、「床張替」のキーワードも使って広告を作ったほうが良いんでしょうか?
講師
そうです。最初はなお子さんの言っていたキーワードで作って、あまり反応がなければ他の言葉に変えてみるのもいいと思います。
私が床の模様替えした時はDIYという言葉が浮かばなかったので、DIYに対してあまり知識がない人には「模様替え」に変えてみると良いかもしれません。
なお子
そうなんですね! より多くの反応を取りたい時にはいろいろなキーワードを試した方が、訴求が広まって良いんですね。
講師
そうです。「この言葉で何か言い換えはできないかな」と思うことで訴求は広がりますね。もちろん予算の都合や企業様の意向もありますが、そういう意識があると結果は違ってきます。
あと、なおれおさんの作ったディスプレイ広告で記載されている、配信日時を決めることは大事ですね。時間を決めたり、年齢を特定したりして配信を狭めることはよくやります。
最初は、18歳以上でざっくりと決めて配信することはありますが、運用していくうえで20歳から35歳までが一番反応が取れていると、18歳以外の年齢は停止します。
後は、競合はどこかを調べることですね。企業様も「ここには勝ちたい」と考えている競合があるかもしれません、
そのため、競合を調べたうえでのキーワードが1つあってもいいかもしれませんね。広告グループやキャンペーンの作り方は、とても良かったですよ。
なお子
私の作ったWeb広告プランニングを発表することはとてもドキドキしましたが、今まで勉強したことが形にできたみたいでホッとしました。
今思えば、Web広告に関して知識ゼロだった私が、最後の授業終了後には随分とWeb広告に関するレベルが上がったなと、実感しています。
なお子
これも、「デジプロ」の教材の分かりやすさと、講師の方が丁寧に教えてくれたおかげだと感じています。本当に良かったです。
これで、最後の課題であるWeb広告プランニングを終わらせることができました。ですが、8回目授業はまだ続きがあります。
8回目授業の内容について、引き続き紹介しますね。
8回目授業の内容
8回目授業の内容は次のとおりです。
8回目授業の内容
- クリエイティブPDCAの基本
- PDCA検証フロー
- 動画広告メニュー | YouTube
- LP作成の初期構築ポイント
- Yahoo!広告の入稿方法
8回目授業の内容は、PDCA(試行錯誤を繰り返すこと)の方法や、LP(ランディングページの略。検索結果や広告などを経由してユーザーが最初にアクセスするページのこと)の作り方に関するポイントなどがありました。
個人的に、クリエイティブPDCAの基本とLP作成の初期構築ポイントがとても印象に残っているので、こちらの2つに関して紹介しますね。
クリエイティブPDCAの基本
広告クリエイティブとは、「動画・画像・テキスト・キャッチコピー」などのさまざまな素材のことを指します。いろいろな素材を活用することで、ユーザーが求める訴求に対して的確にアプローチできるんです。
運用型広告では、継続的にクリエイティブを改善し続けて運用ができます。一方で純広告は、配信期間が予め決まっているため、任意のタイミングで停止したり開始したりすることはできません。
そのため、運用型広告は任意のタイミングで広告の停止や開始できるため、画像の差し替えも柔軟にできることから純広告よりも対応がしやすいです。
なお子
運用型広告の登場のおかげで、広告も状況に合わせた配信がしやすくなりました。
Web広告はデータを基にターゲティングできるため、同じユーザーに複数回広告が表示される可能性があります。そのため、広告の「鮮度」が重要です。
同じユーザーに広告が何回表示されるかを示す言葉を、フリークエンシー(広告接触頻度)と言います。例えば、1人のユーザーに1週間で3回広告が表示されたらフリークエンシーが3回になります。
フリークエンシーが多いとユーザーから広告が飽きられてしまい、結果として広告の評価が下がることになりかねません。特にSNSは広告が表示されることが多いことから、すぐに飽きられてしまうと言われています。
なお子
広告の評価が下がってしまうと、入札価格を上げない限りクリック数やコンバージョンが取れなくなります。結果的に、余計にお金がかかってしまうんです…。
ただし、フリークエンシーの回数が少なくても意味がありません。画像は覚えていても、ユーザーは広告の内容までは覚えていない可能性があるからです。
そのため、1週間にユーザーに充てる配信をあえて多く設定する企業もあるそうです。
そこで、フリークエンシーを改善するための方法がクリエティブのPDCA。クリエイティブのPDCAを行うことで、CPC(広告のクリック単価)とCVR(サービスや商品の獲得率)に影響を与え、CPA(顧客や成果を獲得するためにかかった費用)の改善に繋がります。
CTRが向上するとCPCが下がり、ユーザーのニーズにマッチしたクリエイティブだと離脱率が下がり、CVRが上がるんです。
なお、クリエイティブを改善するためには以下の要素を検証する必要があります。
クリエイティブがユーザーに合った訴求になっているか、訴求に合ったデザインや素材になっているか、コピーはどうか、ユーザーの気持ちを惹きつけるものになっているかを考える必要があります。
ちなみに、広告を運用する中で、「中身を全て変えましょう」と提案する企業もいるそうです。ですが、中身を全部変えるとどこが悪かったのか、良かったのかが分からなくなってしまいます。
なお子
検証するならいきなり全部変えるのではなく、テキストの内容や画像などの中から、どれか1つに絞ってから変えていくほうが良いんです。
少しずつ変えていって、ユーザーから飽きられない広告を作っていきます。
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LP作成の初期構築ポイント
商品の購入やサービスの申し込みなどの成果を獲得するためには、ユーザーが一番初めに訪れるページ、いわゆるLP(ランディングページ)の質を上げるのが大切です。
LPは、以下のようにユーザーの心理に合わせて設計していきます。
上記の画像で紹介している各パートごとのユーザーの心理に合わせて、LPを設計するのがポイントです。
なお子
各パートの中でも特に、一番最初に見られるファーストビューと呼ばれる部分は大切!
なぜなら、LPで最初に目に入るテキストや画像がユーザーのニーズに合わない場合、ユーザーはすぐに離脱してしまうからです。
そのため、ファーストビューでは次の4つの要素を含めたうえで、ユーザーのニーズを満たせるようなLPにしないといけません。
ファーストビューの4つの要素
- ベネフィット(どんな課題を解決するのか)
- 実績・信頼(その商品は信頼できるのか)
- 強み・違い(他商品との違いや特徴)
- 価格(いくらで手に入るのか)
ファーストビューの4つの要素を踏まえて、価格以上の「価値」をユーザーに伝えられれば成果を獲得できます。
なお子
ちなみに、商品やサービスによっては4つの要素の中でも価格が重視される場合もあるとのことです。
商品やサービスによって、どの要素を一番強くアピールしたいかを考える必要がありますね。
また、商品やサービスの申込みへ繋げるボタン、CVボタンと呼ばれるものの色や形を商品やサービスのイメージに合うものにすれば、成約率を上げられます。
主にCVボタンの要素を色と形、立体、文言の4つにそれぞれ分解して検証するのが効果的なんだそうです。画像でそれぞれの要素を紹介すると、次のとおりです。
色に関しては、赤を使わない業界があり、赤は赤字や火事を連想するため避けている場合もあるそうです。
形に関しては、四角形だと固いイメージになり、BtoB(企業と企業で取引するサービス)の場合に四角形を使うことがあります。一方で、BtoC(企業と一般の消費者で取引するサービス)の場合は、柔らかいイメージを伝えるために丸みのあるものを使う場合があるそうです。
LPは完成したら終わりではなく、改善を繰り返してよりユーザーに魅力が伝わるものにしないといけません。
そこで、ヒートマップと呼ばれる、サイトに訪れたユーザーがページ内でどんな動きをしたのかを色の濃淡で把握できるツールを使って改善します。
ヒートマップを使えば、ページのどの部分がよく読まれているか、ページのどこまで読まれていてどこで離脱してしまっているかを確認できます。
なお子
ヒートマップを使えばどこを改善すれば良いのかが見えてくるので、改善を繰り返すことでより質の高いLPになれますよ!
次からいよいよ実践コースがスタート!
今回で、「デジプロ」の全8回に渡る授業が無事に終了。授業では、講師の方が実務での経験談や失敗談なども教えてくださり、とても丁寧な印象を受けました。
マンツーマンでは自分の考えだけで広がりが持てませんが、集団コースでは他の人の考え方や課題の作り方などを参考にして、自分の視野を広められました。
なお子
個人的に、マンツーマンよりも集団コースの方が良い経験ができたと思っています。
毎回、ボリュームのある授業内容でついて行くのがやっとでしたが、楽しく勉強できました。
私は50代と自分の年齢のこともあり、若い人たちと比べると負い目を感じていることもありましたが、身になることは大いにあったと感じています。
今まで勉強したことを活かしたいので、早速、実践コースに申し込み、実際の広告配信を経験していきます。
実践コースはいろいろと不安ですが、実際にクライアント様とのやり取りの仕方や、PDCAを回して検証していく過程も経験できるので楽しみです。次回へ続きます。
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