前回の振り返り(【5話】初登場!SNS広告。その特徴に迫る【デジプロ体験談】)。
5回目の授業でSNS広告について勉強した私。TwitterやFacebookなど、それぞれのSNSによって特徴があり、上手く使い分けることが大切なんだと感じたのでした。
そして、6回目授業はWebサイトの解析についてです。解析に関しても私は苦手なのですが、果たして付いていけるのでしょうか…。
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目次
まずは5回目授業のフィードバックから
6回目授業の本題に入る前に、まずはTwitterとFacebookのプランニングに関する課題のフィードバックから始まりました。今回、課題の内容はCさんと私のものを紹介しますね。
まずは、Cさんの内容から紹介します。
Cさん
今回は防災に関連付けて、防災グッズの購入を目的に楽天市場にアクセスしてもらうという目的で作ってみました。
防災グッズの中でも、非常食の他にポータブル電源特集もしていたので、それぞれ分けて考えてみました。ポータブル電源は、これからのシーズンでアウトドアでも活用できると予測して、幅のある広告を発信できるのではないかと思っています。
キャンペーンは、新規ユーザーの認知度を上げる目的で作成して、一度サイトを訪問したユーザーには、リターゲティングでコンバージョンを狙うために30日以内に設定しました。
講師
Cさん、教えてくださりありがとうございます。その流れで、Twitterも紹介してもらえますか?
Cさん
はい。Twitterも防災関連をテーマに作ってみました。興味関心やキーワードターゲティングでは災害関連を、その他にはテレビ番組のニュースと紐づけて作る形にしてみました。
講師
Cさん、ありがとうございました。まずはFacebookの方から解説しますね。
防災グッズとひとことで言っても、グッズだけにとどまらず「ふるさと納税」で見たことありますし、「キャンプ飯」とかも防災グッズと関連してくると思うんですよね。Cさんの良いところは、グッズに絞らず関連性を意識して作られているところです。
ちなみに、楽天は例えばアイリスオーヤマが楽天のサイトに防災グッズを出展するという形になります。
楽天で広告を出す場合もあれば、企業様が独自に自社の商品の広告を出す場合もありますね。楽天やAmazonでは、その商品の購入データを活用できる場合があるんです。そのため、「防災グッズを買っている人」でターゲティングができます。また、防災グッズやキャンプ用品を買っている人は子どもがいるという想定で広告発信もできます。
このように、楽天やAmazonがもっている購買データをもとに広告配信ができるんです。
なお子
なるほど、楽天やAmazonは購入データを活用できるから、データをもとに広告配信ができるのね…。
講師
続いて、Twitterに関してお話しますね。以前の講義でもお話ししましたが、Twitterは情報収集に強く、災害に関する情報収集と相性が良いです。「今、何が起きているのか」という情報を探す場合、Twitterを使うことが多いです。
GoogleでもYahoo!でも良いかもしれませんが、Twitterの方が親和性が高そうですよね。ニュースなどに紐づけするのも良いと感じます。
Cさんの発表が終わり、続いて私の番になりました! 実は、5回目授業の課題であるFacebookとTwitterのプランニングは結構悩みました。今までの課題とは勝手が違ってやりにくかったからです…。
悩みに悩んだ課題でしたが、なんとかやり抜きました。私の内容は次のとおりです。
なお子
今回の課題で、Facebookプランニングでは「ミライスピーカー」を、Twitterでは北欧雑貨をテーマにプランニングを作成しました。
講師
「ミライスピーカー」ですか! なかなか面白いテーマですね。
なお子
「ミライスピーカー」は私自身気になっている商品なんです。「ミライスピーカー」は、テレビの音が聞き取りにくくなった人向けのスピーカーです。
父もすごく耳が遠くて、一応テレビの音を大きくするスピーカーはあります。ただ、普通のスピーカーとは全然機能が違って、音を変換して聞き取りやすくする商品なんです。
「ミライスピーカー」を必要とするのは高齢者だと思うんですが、高齢者はFacebookはやらないと思い、その家族を対象に広告を配信する設定で作ってみました。
日常的に、「お父さんテレビの音大きいよ!」とか、「みんなが聞いている音量だと聞こえない」などテレビの音量は家族の中で、問題になっていることだと思われます。
Facebookは画像を使えるので、画像から興味を持ってもらって購入に繋げたらと思い作成してみました。イメージとしては、本人もしくは家族にあてて商品の認知度を上げることを目的として作りました。
私も高齢の父と母と一緒に済んでいることを踏まえ、「ミライスピーカー」の広告を考えました。続いては、Twitterのプランニングに関して紹介します。
なお子
Twitterは、画像が載せられる点と、キッチン雑貨のツイートをよく見かけるので購入してもらえる人が多いかなと思ったのが理由です。
最近、お家時間を充実させたい欲求が強く見られる傾向にあるので、人気のある北欧雑貨からユーザーが好きな商品を購入できるように広告を作りました。
北欧雑貨を取り扱っている企業は、商品がたくさんあるのでキャンペーンも作りやすいと感じています。
上手く説明できず、「これで大丈夫かな…」と迷いがあり、他の方と比べるといまいちな広告になってしまいました。ちょっと落ち込んでしまう私。私の発表が終わった後、講師の方からのフィードバックがありました。
講師
Twitterの方から話をすると、おっしゃる通りTwitterは色々な方が訪問するんですが、主婦の方ってすごい多いんですよ。
例えば、子育てのことを相談していたり、料理のことを書いていたりとかが多いんですよね。なので、主婦の方向けにキッチン雑貨はいいと思います。
なお子
講師
Facebookですが「耳が聞こえない」というと私は、補聴器のイメージが強いんですね。「お父さん、そろそろ補聴器買ったら?」という感じですね。
なので、補聴器しか知らないユーザーにあてた広告も良いかもしれませんね。娘たちからのお願いのような。
後は、キーワードに「補聴器」を入れても良いかもしれませんね。補聴器っていろいろなお店で売っていますよね。補聴器を検索しているユーザーに、広告をあててみるのも良いでしょう。
なお子
そうか…、耳が遠いとなると補聴器の方がイメージ強いんですね。テレビの音を聞き取りやすくなると、家族間でもテレビを見る時ストレスなく楽しめるのかなと感じたんですね。
講師
そうなると、テレビとのセット買いが良いかもしれませんね。
広告はみんなが知っている商材の場合はターゲットを絞っていく方法もいいのですが、あまり知られていない商品はターゲットを広くとってみると、「意外とこの層はいいんだな」ということが発見できて、クライアントからも喜ばれることもあります。
うまく、プランニングの意図や作成意図が言葉で説明できない感じでした。もう少し、広告の意図をしっかり相手に伝えられるようにしないとダメですね。
なお子
1つの商品からイメージできるさまざまなキーワードを折り込みながら、広告を作ることが大切であることがよく分かりました。
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6回目の授業はWebサイトの解析について
課題のフィードバック会が終わったところで、6回目授業の本題であるWebサイト解析についてが始まります。6回目授業の内容は次のとおりです。
6回目授業の内容
- Google Analytics(UA)
- Google Analytics4
- Cookieとタグ
- Google Tag Manager
Google Analytics(Googleアナリティクス)は、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。Googleアナリティクスを導入することで、サイトへのアクセス数やユーザー層の分析、サイトへの流入経路などの詳しい情報を分析できます。
Googleアナリティクスは、広告の結果を数値として評価できるため、サイトを運営する上で必須とも言えるツールなんです。
なお子
広告の結果を評価するために、分析は避けられない道…。正直、分析は苦手ですが、なんとかやるしかなさそうです。
今回もボリューム満点な内容だったので、6回目授業の中でも特に印象に残った2つの内容を紹介しますね。
Webサイト解析の方法
Webマーケターにとって、Webサイトの解析は重要です。クライアント様の扱っているWebサイトの目標を達成するためには、課題を見つけたうえで、改善するために解析する必要があります。
講師の方によると、Webサイトを解析するに当たって次の3つがポイントだと教えてくれました。
Web解析の3つのポイント
- データの取得範囲を決める(1年/半年/四半期など)
- コンバージョン(目標)を必ず決める
- 解析ツールの設定を事前に行う(Googleアナリティクスなど)
一番大切なことは、目的を決めて解析をしていくことです。GoogleアナリティクスでWebサイトを解析していくことで、サイトの悪い部分と良い部分が分かり、見極めができます。
1ヶ月から2ヶ月の短期間、また、1年から2年の長期間で見ると解析結果が変わってきます。短期間で上昇しているように見えても、長期間で見ると減少傾向になっている場合もあるんです。
なお子
短期で調子が良くても長期で見るとダメなことがあるから、浮かれないように気をつけないと…。
特に、2020年頃の新型コロナウイルス拡大前を含めるか含まないかが大切なんです。コロナ禍によって、ユーザーの動きが変わってきたからなんです。
そのため、講師の方によると2020年頃の新型コロナウイルス拡大前を対象から外して分析することも多いとのこと。コロナ禍で大きく影響を受けた分野だと、コロナ禍を含めても正確な分析はできない可能性もあるんだそうです。
なお子
クライアント様へデータ分析の結果を伝える時、コロナ禍前はどんな状況だったかを提示する場合もあるとのことです。
さらに、講師の方はサイトの現状を分析するうえで、次の4つを確認した方が良いとのこと。
現状分析で確認する4つのこと
- 【全体トレンド】
年(季節で違う、長期はどうかなど)、週(土日で上下があるなど)、日(日中で上下があるなど)
- 【増減ポイント探がし】
数値が増減したのはなぜかを探る
- 【ネット広告などの施策との効果確認】
広告を出したり、メルマガを送ったりした時に数値がどう増減したかを見る
- 【無関係の増減検証】
一時的にPVが伸びた時、解析したら外部の自動ツールによる影響だった場合など
上記の4点を踏まえて、どのタイミングで数値が伸びて目標達成に繋がったのかを見ることが、現状分析の役割です。
なお子
適切にWebサイトの解析をして、現状分析もできれば、Webサイトの目標達成もしやすくなります。そうすれば、Webマーケターとしての評価も上がりますからね!
GA4とは?
これまでGoogleアナリティクスは、UA(ユニバーサルアナリティクス)と呼ばれるバージョンが提供されていました。
しかし、プライバシー保護の高まりや、よりユーザー行動を把握する必要が出てきたことを受けて、新しいバージョンであるGA4のサービスが開始されました。
なお、GA4は以前提供されていたUAと比べて、次の特徴があります。
特徴 | 内容 |
---|
ユーザーの行動分析やコンバージョン測定 | Webサイトのアクセス解析ができる点は変更なし 見られるレポートも大きな変化はないものの、データ取得方法やユーザー定義が異なるため、従来のものと数値が違う場合がある Webだけでなくアプリの視点もあわせて行動分析ができる |
インサイト機能 | 異常値が発生した場合、自動でお知らせあり(カスタマイズ可能) |
予測オーディエンスの利用 | 対象の行動分析や、Google広告との連携が可能 |
Bigqueryとの連携 | Bigqueryと連携することで、より詳細なデータ分析ができる 従来のGoogleアナリティクスと異なり、現時点では無料版でも連携可能 |
なお子
個人的には、GA4のコンバージョン測定に関する説明が印象に残りました。そのため、コンバージョン測定に関して詳しく紹介しますね。
コンバージョン測定は、ユーザーがどんな行動をして、サイトやアプリ内での商品購入やアプリのインストールなどの成果に繋がったのかを測定する機能です。
コンバージョン測定を利用することで、広告がどの程度の成果を上げているかを確認できます。
なお子
どうせ、色んな設定をしないとコンバージョン測定は使えないんでしょうね…。
と、最初、私は思っていたのですが、なんと管理画面にあるコンバージョンからボタンのオン・オフを選ぶだけで計測ができるんです。
なお子
こんなに簡単にコンバージョン測定ができるなんてすごい! これなら広告の成果をすぐ測れそうです。
今回の授業はWebサイトの分析について理解を深められた内容になっていました。Webマーケターとして活動するためには、絶対に理解しておきたいことばかりの内容でした。
今回の授業の課題は、タグマネージャーを使ってタグを設定することです。タグマネージャーとは、さまざまな計測ツールで使うタグを一括管理できるツールです。
ちょっと設定がややこしそうなので、無事にできるか心配な私。次回へ続きます。
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