2012年から10年以上ものあいだ、Webマーケティングの基本が身につく検定として存在しとる「ネットマーケティング検定」。
ネットマーケティング検定を受験することで、Webマーケティングの基本だけやなくて法律や経営、さらに実例を踏まえたスキルを身につけられる。
せやけど、「受験してどんなメリットがあるの?意味あるの?」「難易度高そう…」って受験に迷ってまう人もおるよな。
そこでワシがネットマーケティング検定の担当者に、検定を取得することで得られるメリットや難易度とかを、直撃インタビューしたで!
カピまる
ネットマーケティング検定は、社内でのキャリアアップや、取引先にWebマーケティングの基本ができる証明にも活用できる話題の資格や。
気になる人はぜひ最後まで読んでな!
目次
ネットマーケティング検定はどんな目的で作られた?
カピまる
ワシ、ネットマーケティング検定のこと初めて知ったって人もおると思うんや。
ネットマーケティング検定ってどんな目的で作られたん?
ネットマーケティング検定担当者
ネットマーケティング検定は2012年から始まりました。
2012年当時は、スマホが一気に普及した時期でして、パソコンだけでなくスマホでもネットを見る人が増えてきました。
ネットに繋がる人たちが増えてきた時代になり、企業様のマーケティングの中でも「Webを活用したい」という方が増えてきたんですよね。
そういった流れを受けて、ネットマーケティング検定が誕生しました。
カピまる
そうか、スマホが普及し始めたタイミングでネットマーケティング検定が生まれたんやな!
スマホが出てきた時は、いろいろ衝撃やったなあ。
ネットマーケティング検定担当者
ネットマーケティング検定を主催している私たち「サーティファイ」は、他にもビジネススキルを証明する資格・検定を色々主催している団体なのですが、1980年代から資格・検定試験を提供し続けているので、いろいろな企業や学校とのお付き合いがあります。
時代の流れと共に、お付き合いのある企業様や学校から、「デジタルマーケティングを担える人材が必要だけれども、自分たちで育てるのもなかなか難しい。広い領域の分野だから、教えるのが大変」との声が聞かれていました。
そこで、検定試験という形で「デジタルマーケティングを担う人はこの領域は分かっていて欲しい」と、知識の一定水準を示すことでお役に立つために、提供を開始しました。
カピまる
そうやったんやなあ。
デジタルマーケティングはいろんな分野に渡るから、勉強すんのも教えるのも大変やからな!
ネットマーケティング検定の難易度は高い?合格率はどれぐらい?
カピまる
ワシ気になってたんやけど、ネットマーケティング検定のおおまかな試験内容ってどんな感じなん?
ネットマーケティング検定担当者
デジタルマーケティング分野はとても広い領域を取り扱います。
その領域の体系的な基礎を理解しているかを評価する内容となっています。
例を挙げると、Webに関する技術的なところや関連する法律、さらに経営の知識までに渡ります。
カピまる
法律から経営のことまで勉強できるんか!? すごいで…。
ネットマーケティング検定担当者
自社の経営戦略とマーケティングを結びつける必要性があるので、法律や経営のことも勉強できるようになっていますね。
問題の中身に関しては、40問あるうち前半は基礎知識を問う問題で、後半が事例問題となっています。
事例問題では、具体的に「このような会社がこのようなターゲットに対してこのような製品を発売します」というような背景設定が示され、「ではこの商品の広告を出すなら」、「ユーザーに対して調査をするなら」というようなことが問われます。マーケティングに関心がある方は、楽しめるような内容になっています。
カピまる
めちゃ本格的な内容やん…。
話聞く限りやとめちゃ難易度高そうに感じるんやけど、合格率ってどれぐらいなん?
ネットマーケティング検定担当者
2022年度の平均合格率は57.5%でした。
難易度は、受験者の方も普段から実務でマーケティングをやっている方や、初めて学ぶ方までさまざまなので、その辺りで難易度が変わってきますね。
ちなみに、公式テキスト問題集も販売されているので、こちらをしっかり勉強すれば合格できる難易度ですね。
カピまる
公式テキスト問題集もあるんやな! テキスト読み込んで問題解く練習すれば、合格できる難易度なんやな。
ネットマーケティング検定担当者
そうですね。
実務でマーケティングをやったことがない方でも、しっかり勉強すれば合格できます。
ただ、実務でやったことがある方でも、普段業務で扱う分野以外のことは意外に知らないということが結構あるようです。
そのため、全く勉強せずに挑戦すると難しい部分があります。
カピまる
そうなんか!
ネットマーケティング検定は、実務でやっとる人でも発見がある内容なんやな。
ネットマーケティング検定担当者
以前、「Web担当者Forum」とのタイアップ企画で、「Adobe」や「NEC」などの有名企業の現役マーケターの方にネットマーケティング検定を受験してもらう内容を行いました。
大企業のベテランマーケターの方でも、実際に受けてみると、普段自分が使わない分野だと「知らない部分もあった」との声もいただきましたね。
ネットマーケティング検定は意味がない?実際どんなメリットがある?
カピまる
ワシ、ネットマーケティング検定のこと調べたんやけど、検定のことあんましよう知らん一部の人から、「受験しても意味ないんじゃない?」て心配しとる声も聞くのよな。
ネットマーケティング検定を受験すると、具体的にどんなメリットがあるん?
ネットマーケティング検定担当者
ネットマーケティング検定は、業務独占資格やベンダー資格とは性質が異なるので…。
「この資格を取れば手に職がつく」のような資格を求めている方には、意味がないと感じられるかもしれません。
ただ、資格を取ることで、デジタルマーケティングに関連する体系的な基礎知識をバランスよく身に着けている証明になれますね。
一般的に、企業でマーケティング担当をやる時に、社内外でマーケティングに関係する方とコミュニケーションを取らないといけません。
そこで、マーケティング担当としてやっていくために、必要な知識をバランスよく身につけられるという点で価値を感じられるのではないかと考えています。
カピまる
せやな!
企業やと自社内でマーケティング担当って専門の人がおらへん場合がおるから、会社の外で専門家とお話するときに意味が通じへん可能性あるよな。
そんな時に、お互い理解するためにネットマーケティング検定を取るって意味があるな。
ネットマーケティング検定担当者
中小企業でお一人で他の業務と兼業してマーケターをやっている方もいます。
そこで、社内で「何をやっているのか分からない」「何がすごいのか分からない」と、スキルが評価されにくい場合もあるんです。
そんな時に、検定試験という指標があることで、経営層や人事部門と共通の指標を持ってスキルを評価してもらえるメリットもありますね。
ネットマーケティング検定を取得した人は、キャリアアップや就職・転職活動などでどう資格を活用してる?
カピまる
ネットマーケティング検定は2012年から始まったから、もう10年以上も経つんやなあ。
これまでにいろんな人が受験したと思うけど、ネットマーケティング検定の資格を取った人は、キャリアアップや就職・転職活動を目指す人、フリーランスの人もおると思うけど、どう資格を活用したんか?
ネットマーケティング検定担当者
まず、キャリアアップについては、資格取得奨励制度の対象資格としてネットマーケティング検定を推奨してくださっている企業が増えているようで、お勤め先の奨励制度がきっかけでネットマーケティング検定を知った方が最近特に多いです。
直近の公開試験では、所属先のすすめで受験した方が4割を超えているんです。
マーケティングのスキルを組織としてどう評価していくかというとろこで、検定試験は担当者以外にも分かりやすい指標なので、企業からも認められている状況です。
カピまる
そうか、てことはキャリアアップとして活用しとる人が多いってことなんやな。
ネットマーケティング検定担当者
そうですね。ただ、他の半数の中で「キャリアチェンジで別の職種からマーケティングに取り組みたい」という方もいます。
キャリアチェンジを考える方が初めて勉強するにあたって、「どこから手をつけよう。どこかの分野を1つ掘り下げるよりも、1回全体的なことを知りたい」と、ネットマーケティング検定を1つの目標にしてくださる方がいますね。
また、カピまるさんのように個人でWebビジネスをやっている方でも、Webを勉強するための1つの目標設定として受験される方も多いです。
カピまる
そうなんやな!
ワシみたいに個人でやっとる人、会社員やなくてフリーランスで資格取得を目指して勉強しとる人もおるんやな。
ネットマーケティング検定担当者
本当に幅広い方が受けてくださっていて、学生さんのご受験も多いですし、意外なところだと弁護士さんや動物病院の動物看護師さんが、弁護士会や病院の広報・マーケティングのためにと受けてくださったケースも最近ありました。
最近、デジタルマーケティングに関わる人は、マーケティング専門の方以外にも勉強したいと考えている方が多い分野なんだなと感じています。
カピまる
ネットマーケティング検定の取得者に対して、企業や業界からどんな評価がある?
カピまる
今までいろんな人がネットマーケティング検定を受験してきたみたいやけど、検定を取得した人は企業や業界からどんな評価を受けとるんか?
ネットマーケティング検定担当者
やはり履歴書や面接の中で、何をどれぐらい理解しているのかという点を見られます。
特に、広い領域を扱うデジタルマーケティングスキルは難しいと感じられがちなので、検定試験に合格していることで「一通りの内容が分かるんだな」と、安心感を与えられますね。
ネットマーケティング検定は、企業の団体受験でまとまって受験される方も多いんです。
自社の取引先でネットマーケティング検定を活用されていて、先方と同じ目線でコミュニケーションを取るために必要だとお思いになり、団体受験を導入してくださったというお声もあります。
目線を合わせて共通言語を持つところに、企業様が価値を感じてくださっているのではないかと考えています。
カピまる
確かに、お互い理解しとる言葉でお話できれば、取引先ともスムーズに業務が進むからな!
ネットマーケティング検定の今後の展望。これからも価値ある検定であり続けたい
カピまる
最後に、ネットマーケティング検定の今後の展望について教えてや!
ネットマーケティング検定担当者
ネットマーケティングは発展の目覚ましい分野なので、本当に毎日変わっていく分野です。
土台となる理論的なところは古くならないものもありますが、やはり技術的な部分はどんどん新しくなっています。
検定自体が古くならないように受験者に価値を提供していきたいと考えています。
カピまる
せやなあ、Webマーケテイングて数ヶ月前のことがもう古いみたいな超スピードで発展してくからな…。
ネットマーケティング検定担当者
最近、ネットマーケティング検定の公式テキスト第4版が発売されました。
第4版では、新たにDX関連やAI関連のことも取り上げています。
何でも流行ったものをすぐ取り入れるのではなく、一定の定着した知識、その時代に合った知識を評価できる検定試験としてやっていきたいです。
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カピまる
そうなんか!
その時代に合わせてパワーアップしてく資格なんやな。
ネットマーケティング検定担当者
そうですね。
ネットマーケティング検定は、ご自宅からWebテストで受験可能です。そのため、全国どこでも受験しやすくなっています。
Webマーケティングを独学でされている方や、Webマーケティングスクールに通われている方にも、ご自身の勉強の成果測定として試験をお役立ていただけたら嬉しいです。
以上が、ネットマーケティング検定担当者へのインタビューやで!
【まとめ】ネットマーケティング検定でWebマーケティングのスキルを身に着けよう!
2012年から10年以上、企業の「Webを活用したい」って想いに応え続けとるネットマーケティング検定。
ネットマーケティング検定は、事例を踏まえたWebマーケティングの基本的なスキルを身につけられる。
カピまる
Webマーケティング未経験者だけやなくて経験者にとってもためになる内容になっとるで。
経験者の人にとって、自分の今のスキルが古いモンになってへんか確認するのにええと感じる。
さらに、Webマーケティングに関連した法律や経営のことまで勉強できるから、スキルの幅が広がるで。
検定は社内のキャリアアップや異業種からのキャリアチェンジ、他にはフリーランスでスキルを証明するために活用されとる。
カピまる
せやから、応募先の企業や取引先に、Webマーケティングの基本を理解しとるって証明になれるで。
Webマーケティングの基本を理解しとる人はなかなかおらへん。せやから、周りと差をつけられるんや。
ちな、ネットマーケティング検定は自宅からの受験もできる。全国どこからでも受験しやすい環境が整っとるで(AIによる監視付きやから悪いことはできへんで)。
ネットマーケティング検定の試験は7月・8月と2月、年2回行われとる。公式サイトで本試験と同じ40問のサンプル問題がダウンロードできるから、ぜひ試してみたらどやろか?